紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)
象牙を紅色に染めた物差し。表裏と側面に撥(は)ね彫りを施し、
緑を塗っている。表側は唐花文と瑞鳥ずいちょうを交互に描き、
裏は雲や蓮華などのほか、正倉院宝物には珍しい飛天を表している。
めでたい文様を集め、理想郷を表現しようとしたとみられる。
長29.7cm 幅2.3cm
かわいい飛天さんがいますね。
鳥さんも飛んでます。
象牙(ぞうげ)の表面を赤く染めた後、彫刻を施して図様(ずよう)
を白く表す撥鏤(ばちる)技法を用いて作られたものさし。
表の面には唐花文(からはなもん)と鳥を表した区を交互に配し、
裏面には山岳、鳥、花、雲、飛天を表す。宝庫には8枚の撥鏤尺
が伝わるが、飛天が表されたものは本品のみで、飛天の顔が
隈取(くまどり)の強い独特な表情を見せる点が興味深い。
正倉院のものさし、色鮮やかで、素晴らしいわね
返信削除象牙なの!
あ、それで中には、変形しちゃってる物も有るのね
また、この文様のデザインも一級品ね